データが富を生み出す「デジタル資本主義」が台頭しつつある。キーワードに「デジタルトランスフォーメーション(DX)の勝ち組になる」を挙げたのは、当社の顧客にデジタル資本主義の勝ち組になってほしいとの思いからだ。

此本臣吾
社長
 これまで日本の経済成長を支えてきた就労者人口が減っていき、働き方改革で労働時間も減少する傾向にある。従来の産業資本主義を支えてきた基盤が縮小していく中で、ビジネスを伸ばしていくには、無尽蔵にあるデータから富を生み出していくデジタル資本主義を取り入れていくのが効果的だ。

 例えば、自動車メーカーの視点だと、主に新車販売ばかりに目が行きがちだ。しかし、此本臣吾という個人の視点から見れば、新車だけでなく、自動車保険や維持・管理にかかる各種のサービスやカーシェアなど、新車販売の何倍もの市場が見えてくる。

 ポイントは、個々人がどのような趣味・嗜好や観点を持っているのかをデータでつかみ、そこに広がる市場を正確に把握すること。「白いセダンは中高年の男性に人気」といった製品視点ではなく、「此本は移動というものをどう捉えているのか」、つまり「モビリティー・アズ・ア・サービス」の視点を取り入れることで、新しい価値が見えてくる。

 これは、食品やアパレル、通信、娯楽、教育などあらゆる産業に当てはまる。複数の企業でデータ・プラットフォームを共有する動きも一段と活発化する。顧客のDXを成功に導くことで、当社自身も成長していく。