年頭所感

リンケージの一段の強化

2019/01/23 09:00

週刊BCN 2019年01月14日vol.1759掲載

 「リンケージ」とは、地域の拠点同士が協業したり、商材を横展開したり、販路を共有したりする“連係”を指している。当社コアグループ約1500人の過半数は、首都圏以外の地域に勤務しており、地域に強いコアグループをより強くしていくには、この「リンケージの一段の強化」が欠かせない。

松浪正信
社長
 例えば、当社が業界に先駆けて開発した日本版GPS「みちびき」対応の受信機「COHAC∞(コハクインフィニティ)」シリーズ。全国各地でセンチメートル級の超高精度の測位技術を応用した実証実験に参加している。農業機械や建機、コミュニティーバスなどへの応用ノウハウを蓄積し、全国の拠点同士が共有することで、それぞれの地域に落とし込んで好循環を作り出していく。

 ほかにも、車載機器向け組み込みソフト開発では、ADAS(先進運転支援システム)やコネクティッドカー関連の需要が拡大。しかし、車載関連は中部地区や中国地区に仕事が偏る傾向にあるため、中部で請けた仕事を北海道などの拠点で開発するニアショアにも積極的に取り組む。当社が強みとする組み込みソフト分野などに絞り込むことで、単価が高く、粗利もいい仕事を地域に持っていく。

 地域での安定的な仕事が増えれば、優秀な人材も確保しやすくなり、その地域に一段と深く根を下ろすことが可能になる。地域市場は、首都圏のように大きくはないものの、商工会や自治体、医療機関、大学などとの人的なつながりを強めていくことで、ビジネスの活性化がより一層期待できる。
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外部リンク

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