米中の貿易摩擦で先行き不透明な状況が続いているが、19年の企業のIT投資については引き続き活発化した年となった。特に、古いIT基盤を刷新しようとする動きが盛り上がりつつあり、レガシーな資産とデジタルテクノロジーの融合がますます進んでいくだろう。ITビジネスの市況は依然として好調に推移していると言える。

西田公一
社長

 そうした中、当社は19年から新たに中期経営計画策定。数値達成に向けて順調な滑り出しを示すことができた。

 具体的には、フォグコンピューティング技術を活用した独自のIoTプラットフォームが大手製造業に採用されたほか、金融においては当グループ史上最大の案件を完遂。また、海外ビジネスではM&Aを実現したことで地に足をつけて成長できる環境が整った。一部、営業力の強化といった社内改革で課題が残るものの、売上高、利益率ともに高い水準を保つことができている。

 これらの取り組みは新中計における三つの基本方針「新たなSIerとしての進化」「自立型人材への変革」「持続可能な社会の実現」を反映させたもの。

 今後は、当社独自の技術力を発揮し、新たなサービス・ソリューションを発芽させることで、社会全体に対して持続的に発展できる価値を提供していく。そして、働き方改革や健康経営を通して当社内の啓発を図ることで自身の安定的な発展につなげる。これらの取り組みを積極的に世に発信し社会の発展に貢献していく年としたい。