当社の2020年は前の期(20年7月期)の後半と今期(21年7月期)の前半にあたるが、明暗がはっきりしている。特に8月以降は民需で商談の遅れなどの影響があり下がったが、「GIGAスクール構想」の需要に加え、企業のIT投資やオフィス移転の案件も進んでおり、11月からの第2四半期以降は前年対比でも伸びる予想だ。

大久保 昇 社長

 テレワークの普及によって、オフィスの在り方が見直されるようになったが、オフィスがなくなるとは考えていない。大学などで対面とオンラインの授業を柔軟に選択できるようにする、「ハイブリッド」と「フレキシブル」を合わせた「ハイフレックス(HyFlex)」という考え方が浸透してきているが、同じようにリアルとオンラインを柔軟に組み合わせる考えが、オフィスでも広がっていくだろう。

 25年以降、少子化による国内人口の減少は顕著になっていく。それがもたらす社会課題の解決に向けて、「働き方変革」や「学び方変革」を提唱し、ITや環境構築を支援してきたが、コロナによってその変革が早く訪れ、対応する動きが加速している。

 今年もコーポレートビジョンである「情報の価値化と知の協創をデザインする」をキーワードに取り組んでいく。ここでは「協創」の字を使っているが、「共創」の意味合いもある。共創はより“人”が前面に立って一緒につくるイメージがあると感じており、コロナ禍の中ではこちらのほうがより合っている。働き方変革や学び方変革にこれまで以上に注力し、お客様とともにハイフレックスの世界を一緒につくっていく年にする。