アマゾンジャパンがオンラインショップ「Amazon.co.jp」に「おもちゃ＆ホビー」ストアをオープンした。同社が得意とする最大30％割引と配送無料を武器に、国内オンライン玩具マーケットでシェア拡大を狙う。

　国内で競合サイトといえば、大手玩具量販店のトイザらスの100％子会社であるトイザらス・ドット・コムジャパンが運営している「TOYSRUS.CO.JP」。同サイトは、全国各地に大型店舗を持つ強みを知名度の向上に生かしている。

　実は、米国では米アマゾン・ドット・コムが米トイザらスからオンラインサイト運営のアウトソースを受託するというアライアンスを組んでいる。

　正確には、「組んでいた」というべきだろうか。アマゾンは、トイザらスが2000年に結んだ契約の要求内容を満たしていないとして、このほどトイザらスとの提携解消を裁判所に訴え出た。

　そこに、日本で玩具サイトの開設。もちろん、「トイザらスとの提携は米国のみ」（米アマゾンのジェフ・ベゾスCEO）としており、日本トイザらスとアライアンスを組むつもりはまったくない。玩具の仕入ルートは独自で探し出した。

　本国アメリカで勃発した戦いは、日本での本格競争に発展。「アメリカの仇は日本で討つ」ことになりそう？