▽…今年6月1日に執行役パートナービジネス営業統括本部長に就いた高橋慎介氏。移籍前には日本IBMでパートナー事業担当執行役員などの要職を務めてきた同氏は、約3か月でマイクロソフトをどう分析したか。

▽…マイクロソフトの幹部として、初めて登場した記者会見。“ぶらさがって”心中を聞くと、「マイクロソフト製品をすべて使うと、こんなに使いやすいシステムになるんだ、とびっくりした」と、まずはPR。「パートナー事業の弱点は？」との問いには、「パートナーのほとんどがOffice製品の販売が中心。サーバー製品やミドルウェアが認知されていない」として、既存販社の取扱製品拡大を課題に挙げた。

▽…マイクロソフト日本法人は、他国の現地法人に比べ、全売上高に占めるOSとOffice製品の販売比率が高い。強みでも弱みでもあるが、この状況はパートナーの取り扱い製品でも同じ状況のようだ。（木村剛士）