最近、PCをはじめとするクライアント端末の販売がいいようです。電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2010年6月の国内PC出荷実績は、台数で前年比134.1%の92万5000台、金額で134.6%の895億円。台数については、7か月連続で2ケタ成長を遂げています。企業によるIT投資抑制の緩和などが主な要因といえ、PCに関しては新OS「Windows 7」の登場も後押ししています。
この好調を受けて、ITベンダーによるクライアント事業拡大の動きが出始めています。また、PCだけでなくシンクライアントと仮想化を武器に、クラウドサービスを提供する動きが相次いでいます。例えば、仮想化で定評あるエス・アンド・アイ(S&I)が「仮想デスクトップクラウドサービス」を開始しました。中堅・中小企業を対象に、需要を掘り起こしていくようです。(佐相彰彦)
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S&I、中堅/中小企業向けの仮想デスクトップクラウドサービスメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.7.28」より