キヤノングループのSIerであるキヤノンITソリューションズは、文教市場向けに特化して、アップルのソリューションビジネスを手がけている数少ない「Education Value Added Reseller」のうちの1社だ。世界的にみても有数の規模で、東京大学や神戸大学へのシステム納入に携わってきた実績をもつ。
「以前は、社員の業務用端末がMacintoshだった。MacOSには親しみがある」。秋葉俊幸・公共・流通・サービス事業本部公共・サービス第二事業部事業部長は、Macに対する思いをこう話す。「グラフィカルベースの教育で、コンテンツの作成能力やプレゼンテーション能力を養うためのツールとして、文教市場ではMacが効果的。日本の教育ではこれまで最も不足していたところだ」。
大学への納入を推し進め、学生がMacに慣れ親しむことで、将来、仕事でも利用してくれると期待している。(信澤健太)