ワンコインでいわし定食

　JR神田駅のガード下には、古くから店舗を構える飲食店が数多く立ち並ぶ。周辺にも新旧入り乱れて店が軒を連ねており、猥雑な印象が神田らしさをかもし出している。手ごろな値段で空腹を満たすには絶好のゾーンだ。

　中古PCの販売やネットワーク構築、システム開発などを手がけるエスエヌシーの川村篤雄専務取締役は、神田駅南口近隣の飲食街に店舗を構えるいわし料理店「かぶき 神田南口店」にぞっこんだ。

　その魅力は、定食がワンコイン（500円）ですむということ。いわし煮付定食やサバみそ煮定食、メンチカツ定食など幅広く揃う。いわし料理の特盛りセットは、お通し、いわしの刺身といわしの南蛮漬け、つみれレンコン揚げ、生ビールジョッキなどで1860円からとなっている。

　川村氏は「いわし料理店は珍しい。いわしの刺身が絶品で、ここ3年くらい通っている」と魅力を語る。もともと前の事務所がこの店の近くにあったことが通うきっかけなのだとか。現在同社は御徒町に事務所を構えており、ふらっと立ち寄ることが多い。

　神田界隈のサラリーマンの懐に優しい店である。 


東京都中央区日本橋室町4-2-15 金井ビル1F
03-3278-3067
平均予算：3000～4000円、ランチは500円