大手コンピュータメーカーは、子会社として必ずシステムインテグレーション(SI)事業を担う専門会社をもっています。その代表例が、富士通グループでは富士通マーケティング(FJM)、NECグループではNECネクサソリューションズです。
この2社は、今、時を同じくして中堅・中小企業(SMB)向けのビジネスに特化する方針を示し、この市場でのビジネス拡大に向けて動き始めています。
年商規模と人員に多少の違いはあるものの、事業内容と攻めるターゲットは完全に一致する2社。両社が同じ時期にSMBに照準を合わせたということは、停滞する国内市場のなかでも、SMBにはまだ成長の余地があるとみているのでしょう。
大手企業に比べて、ターゲットとなる顧客数は多いものの、1社あたりの売上高が少ないSMB。どうやってこの市場に網をかけるのか。製品開発や協業施策はもちろんですが、そのマーケティング手法が問われるところです。(木村剛士)
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SMB攻略を目論む大手SIer 主要企業2社の戦略はいまメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.11.29」より