今日のひとことWeb版

フォント市場の活力源は新型端末

2010/12/22 15:26

 フォントを開発・販売するダイナコムウェアは、2011年に30~40%の売り上げ拡大を目指す――。

 フォントソフトといえば、他のパッケージソフト同様、落ち込んでいる印象があり、売り上げ拡大どころか維持だけでも厳しいという印象がありました。しかし、実は新型端末の普及が新たな活力の源になっています。

 iPadをはじめとするスレートやスマートフォンの普及で、書籍などのコンテンツのデジタル化が進んでいます。これら新型端末向けのデジタルコンテンツの開発に欠かせないのが、小さい画面でも読みやすいフォントなのです。

 ダイナコムウェアは、これまで印刷業界向けのフォントを柱にしてきました。長年で培ってきた技術力を武器に、タブレットや携帯電話、カーナビゲーションなどデジタル・デバイスのメーカーをターゲットに据えています。

 2012年をめどに、中国の売上比率を日本と同じレベルに引き上げるなど、海外展開も強化。内外を問わず、「新しい領域の開拓」を事業拡大のキーワードに掲げています。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
ダイナコムウェア 2011年、30~40%の売り上げ拡大へ 端末メーカーを新たなターゲットに
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.12.22」より
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