コールセンター事業者のTMJは、2008年にシステムを刷新した際、社外で勤務する従業員や協力会社の社員が、携帯電話を利用して簡単に社内システムにアクセスできる環境を構築しました。
外勤社員の利便性の向上を目的に導入を決断したのですが、3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生したとき、利便性以外にも、災害時の事業継続というメリットが明らかになりました。
東京電力による計画停電の影響で公共交通機関が止まり、社員が会社に来られなくなるケースが出ています。そんなとき、モバイル端末などを使って、自宅から社内システムにアクセスできるシステムが事業継続のために必要不可欠になりつつあります。
大幅な電力供給不足が予想される今年の夏に向けて、遠くの場所からでも社内システムにアクセスできるソリューション=リモートアクセスは、業種や企業の規模を問わず、重要性が高まるでしょう。(ゼンフ ミシャ)
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<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>TMJ Gmailでメールシステム刷新 外勤社員の利便性向上を図るメールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.3.30」より