〈一般的な解釈は…〉ソースコードが公開されており、誰でも自由に使ったり、改善や配布ができるソフトウェア。

 OSS(オープンソースソフトウェア)とは、ソースコードを無償で公開したソフトウェアを指す。ソースコードとは、プログラミング言語を使用して記述したソフトウェアの設計図である。OSSは商用ソフトと異なり、自由にカスタマイズができるのが特徴だ。

 代表的なOSSには、OSでは「Linux」、ウェブアプリケーションサーバーでは「Apache」、データベースでは「MySQL」、プログラミング言語では「PHP」がある。この“四大OSS”は、それぞれの頭文字をとって、通称「LAMP」と呼ばれている。

 OSSは、ソフトウェアのソースコードが公開されていて、誰でもそれを入手できる。ユーザーは、自分でプログラムを改善したり、ソフトウェアを再配布したりすることができる。

 OSSの開発や運用、保守などを行うのは、個人の技術者を中心とした団体の「オープンソースコミュニティ」だ。米国の非営利団体「Open Source Initiative」(OSI)は、OSSの適正な配布・利用に求められるライセンスの定義を定めており、定義に合致したOSSライセンスを承認している。

 OSSライセンスを無償で使用できるので、企業の間では、OSSの活用が活発になっている。OSSは、ユーザー企業はOSSを自社のニーズに合わせて改善することができるので、ベンダーに縛られない。しかし、その反面、ライセンスモデルが複雑化していることから、OSSの利用はライセンス侵害などのリスクを孕んでいる。

 例えば、想定されないOSSのソースコードが1行でも混入していれば、ライセンス侵害にさらされかねないといったリスクがあるので、OSSのユーザー企業は、OSSライセンスのリスク管理を徹底的に行う必要がある。OSSの健全な利用を促進するために、OSSのユーザー企業が中心となって、啓発活動を展開している。