日本マイクロソフトと日本IBM、サイボウズの三強がけん引してきたグループウェア市場。調査会社アイ・ティ・アールによると、国内グループウェア市場の2010年度の出荷金額は、前年度比13.0%増で2ケタ成長の約237億円でした。なかでもSaaS型は、パッケージ型の伸び率を上回り、前年度比20.0%増(24億円)でした。
SaaS型は市場規模が大きいとはいえず、市場の成長をけん引するほど突出したベンダーが見当たらない状況です。ただ、ここ最近は三強がSaaS型の提供を推進する動きをみせています。
SaaS型で主導権を握るべく、ベンダー間で熱い火花が散ることになりそうです。(信澤健太)
【記事はこちら】
<Industry Chart 業界の今を俯瞰する>グループウェア 大幅な成長を見込みにくい市場 付加価値の提案で差異化メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.7.19」より