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ヤマダ電機の山田昇会長、中国戦略を語る

2011/08/03 15:26

 日本最大手の家電量販店、ヤマダ電機の山田昇会長兼CEOが、BCNの単独インタビューで中国戦略を語りました。

 ヤマダ電機は、昨年12月に遼寧省・瀋陽に中国1号店を開店し、今年6月には、北京に近い天津に2号店をオープンしました。外資系の家電量販店が進出していない中国の北方に焦点を当てて、2015年までに中国に15店舗を出店する計画です。

 天津店は、山田会長が「お客様が多すぎて困ったぐらい」と表現するように盛況。中国展開に手応えを感じているそうです。「お客様第一」を重視する日本式の家電量販で、低価格を前面に押し出す中国地場の競合と戦っています。

 中国で、日本式や欧米式の家電量販が果たして定着するのでしょうか。米国のベスト・バイは、今年2月、事業不振から中国の全店舗を閉鎖しました。今後、ヤマダ電機が中国で成功を収めるには、超えなければならないハードルは多いでしょう。

 インタビューで山田会長は、家電量販に限らず、中国で事業を展開するにあたっての普遍的なヒントを語っています。中国への進出を考えている方は必読です。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
ヤマダ電機の山田昇会長に聞く中国戦略 「日本の家電量販店は今、最高の出店好機」
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.8.3」より
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ラオックス 社長 羅怡文