今日のひとことWeb版

来年は攻めか守りか

2011/12/15 15:26

 ビジネスに勝ち負けはつきもの。企業のトップは攻めと守りをうまく使い分けて、自らに有利な条件を整えていきます。

 ときには“積極的な守り”の戦術を採りながら、また機をみて“怒濤の攻め”に打って出る勇気も必要でしょう。来たる2012年は、果たして攻める年になるのか守る年になるのか、年の瀬は、一年を振り返りながら、先を考えるときでもあります。

 リーマン・ショックから3年がたち、今、経営トップの“選手交代”が相次いでいます。富士ソフトは、期半ばの10月1日、弱冠50歳、野村総合研究所出身のエリートにバトンを引き継ぎました。

 シーイーシーは、来年2月1日付けで日産プリンス自動車販売や三岩商事(現ミツイワ)でキャリアを積んだベテラン経営者がトップに就きます。

 年明け以降も、有力SIerのトップ交代の噂が飛び交っています。中国・ASEANなどの成長市場では、攻めの一手でしか勝てないようにもみえますし、一方で成熟市場の国内では、守り抜いて勝ち残るのも賢い手法のようにもみえます。次代を担う経営者のお手並みを拝見しましょう。(安藤章司)

【記事はこちら】
富士ソフト、坂下智保代表専務取締役が10月1日付けで社長就任へ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.12.15」より
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