毎年12月、NEC、富士通、日本IBMの社長に、次年度の抱負をうかがうインタビューを行っています。通常のインタビューは撮影を含めて1時間半ですが、NECだけは2年連続で30分間という短い時間でした。次年度の事業戦略を事細かに聞きたいところですが、30分となると要点を聞く以外にありません。しかし。そんな短時間のインタビューでも、「BCN Bizline」ではNECの遠藤信博社長の記事が高いページビューを叩き出しました。

 NECの2012年は、クラウドとエネルギーがテーマ。それをわかりやすくお話しいただきました。同社のグローバル事業を柱にした成長戦略が見えてきます。

 3社のインタビューでは、記者ならではの共通質問をしました。これは、大手システムインテグレータ(SIer)から出ていた「製品の弾が不足している」という疑問に関する質問です。

 要は、需要があるにもかかわらず、メーカーから製品が供給されない。東日本大震災やタイの洪水の影響で、ハードウェアの生産・出荷が滞っているようなのです。各大手ITメーカーにこれを質すと、「んー」と、何ともあいまいな返事が返ってきました。某社の社長は、「1月中までは安定供給できるが、それ以降は状況によっては厳しくなる」と言明。回復傾向にある国内IT市場ですが、供給が追いつかず、需要を獲得できない事態にならないようにしてほしいものです。(谷畑良胤)

【記事はこちら】
NEC 社長 遠藤信博 「クラウド」と「エネルギー」で勝負
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.1.16」より