グローバルが伸びなければ、事業そのものが伸びない――。大手メーカー系SIerである日立システムズの高橋直也社長は、海外ビジネスの拡大を事業方針の最大の目標に掲げています。
旧日立電子サービスと旧日立情報システムズが経営統合し、昨年10月に生まれた日立システムズ。その合併の背景にあるのは「グローバルサービスカンパニー」をつくることです。
国内IT市場が成熟し、国内だけでは大きな伸びが期待できないなかで、多くのITベンダーが、成長著しいASEANに目を向けています。しかし、旧日立電子サービスと旧日立情報システムズは海外売上比率が低く、これまでの体制ではグローバルで勝てないという課題を抱えていました。
2社のリソースを統合し、海外進出したユーザー企業の要望に迅速に応えられる体制を整えた日立システムズは、2015年までに、10%の海外売上比率達成を目指しています。全社の2015年の売上目標は5000億円で、そのうち、海外で稼ぐ分は500億円となります。
グローバルを重視し、大きな事業拡大を図る――。高橋社長の数値目標は挑戦的のものといっていいでしょう。インタビューを下記リンクからご覧いただけます。(ゼンフ ミシャ)
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<KeyPerson>日立システムズ 社長 高橋直也メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.2.1」より