▼桜がようやく咲いた。上野公園や不忍池は人出も満開だ。この近くの御徒町には創業92年という老舗の吉池ファミリーデパートがある。現在、リニューアル中だが、この時期ともなると、お花見セットが並ぶ。御徒町にはアメ横があって、いつも賑わっている。このところ中国の食材を豊富に取り扱う店が増えている。

▼池袋の西口側も中国の街に似てきた。この一角には食材から料理店まであって、チャイナタウン化している。活気も中国的で元気をもらえる。その西口広場で、4月7～8日に『第一回日台文化交流会』が催された。実は昨年、同じ日の開催が決まっていたが、東日本大震災の発生で今年が初開催となった。8日はお釈迦様の誕生日だ。

▼会場には台湾、シンガポール、タイ、日本の料理や物産展が建ち並び、演芸も台湾にこだわることなく、重慶や敦煌からも参加した。日本人かと思って話しかけると中国の人だったりする。中国語だからといって、台湾の人とは限らない。４月16日から東京で第12回WTTCグローバルサミットが開かれる。観光立国日本を目指しての世界大会だ。アジアの人たちの交流が大河になってきている。（直）