スマートフォンのカメラを使い、街の景色を画面に映し出すと、画面上にあらゆる関連情報が表示される「セカイカメラ」。現実の環境にコンピュータが情報を重ね合わせる「拡張現実」の技術を活用しているアプリケーションとして有名ですが、セカイカメラを展開している頓智ドットの谷口昌仁・新CEOは、現状でのセカイカメラ事業は、収益性が低いとみています。
谷口CEOは、セカイカメラは拡張現実のおもしろさを追求し、ユーザー体験を重視していますが、収益を生み出すビジネスモデルにはなっていないといいます。いま、谷口CEOは、拡張現実の技術を実生活に落とし込み、ビジネスとして回収モデルを考えた新しいサービスの開発に取り組んでいます。
谷口CEOは、サラリーマンと官僚という異色の経歴をもつ人物です。その経験を生かして、ビジネスの再編に取り組んでいます。記事では、官僚時代の同期で、現在、東京大学エッジキャピタルの社長を務める郷治友孝氏が、谷口CEOを語ります。(ゼンフ ミシャ)
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改革を熱く語る通産省の同期――頓智ドット 谷口昌仁 CEOメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.10.10」より