北斗七星

北斗七星 2012年10月8日付 vol.1451

2012/10/11 15:38

週刊BCN 2012年10月08日vol.1451掲載

▼大手ITメーカーの関係者から、「システムインテグレータ(SIer)の力量が落ちた」という声をよく聞く。クラウドなどの新技術が登場し、顧客への提供方法に苦慮するケースが多いからだ。SIer側の言い分は、「難しい製品が多い」ということか。

▼見解の違いは、どうもメーカーに分がありそうだ。最近の製品は、こむずかしい理論を知らなくても提供できるよう革新が進んでいる。一方のSIerは、簡単なモノを難しくみせて、追加開発費を徴収する傾向にある。クラウドなどの新しい技術の習得を急ぎ、安価なシステムを短期に納入することを目指すべきだ。

▼IT業界の専門紙として、米国で開催される外資系ITメーカーのイベントによく参加する。そのたびに新たな技術や基盤などが用意されていることに感心する。簡単に導入できて、顧客の運用コストを抑えるソリューションが多い。だが、多くの日本のSIerは「当分、日本に上陸しない」と、半分あきらめ顔だ。

▼SIerは、ユーザー企業の初期投資で稼ぐのではなく、長期にわたるサポートなどで稼ぐ収益モデルを築き、結果として顧客に歓迎されるビジネスモデルを目指そう。(吾)
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