ASEANのクラウド拠点といえば、まずはシンガポールの充実したデータセンター(DC)設備が連想されるのですが、GMOクラウドは、自らのASEANでのクラウドサービス拠点をマレーシアに置くことを選択しました。
マレーシアを選んでおよそ半年。GMOクラウドの青山満社長は、「ビジネスとして評価するにはもう少し時間が必要だが、少なくともコストメリットは享受している」と、コストパフォーマンスの高さに満足しているようです。
製造業の生産ラインや単純なプログラムの開発とは異なり、クラウド拠点には、高度で安定したインフラや、政治的なインターネット規制がないことことなど、さまざまな条件が必要です。
先週、記者はマレーシアに足を運びました。実際に見たマレーシアは、さすが“ASEANの優等生”と評されるだけあると実感しました。今後、シンガポールに次ぐASEANのクラウドサービスの集積地として発展する潜在力をもっているといえそうです。(安藤章司)
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GMOクラウド、プライベートクラウドサービスを刷新、より柔軟なスケールアップが可能にメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.2.14」より