『週刊BCN』の強みは「現地主義」にあります。記者が各地を回って、企業や自治体へのインタビューによって、記事のネタになる情報を手に入れます。インターネットで簡単にあらゆる情報にアクセスすることができる現在も、現地での取材は欠かせません。

 1年ほど前、米IBMがグローバルで展開するスマートシティ構築支援事業の対象都市の一つに、宮城県石巻市が選ばれました。さっそく日本IBMの広報に取材を申し込みましたが、「現段階ではお話しすることができません」と断られました。今年2月、日本IBMが石巻にオフィスを開設したのを機に再度トライしましたが、前回と同じような回答で、取材はかないませんでした。

 津波によって大きな被害を受けた石巻市をスマートシティにする――。その構想を取材したいと考えて、東北への出張を繰り返しました。県の担当者や市の復興担当に話を聞き、日本IBMの東北復興支援事業部のメンバーをつかまえて情報を集めました。そして、最後に市の協力を得て、電話会議で日本IBMの石巻オフィスも取材できました。取材を通じてあらためて実感したのが、「現地主義」の重要性でした。(ゼンフ ミシャ)

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石巻市スマートシティ 全国に先駆けて商業モデルを構築 日本IBMが裏で支える
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.4.17」より