SMB(中堅・中小企業)が大企業との差異化を図るときの訴求ポイントに、「小回りが利く」ということがあります。市場の変化に柔軟に対応し、顧客の要望にも迅速に応える――このSMBの特質は、少数精鋭のチームや一人の社員がさまざまな能力を発揮することで実現しています。
SMBも、業務の効率化や生産性の向上などにはIT化が必要です。すぐれたチームや社員を抱えるSMBにシステム・サービスを提供するとき、規模が小さいからといって、大企業向けに提供しているシステム・サービスの縮小版・簡易版・低価格版などで対応するケースがままみられますが、はたしてそれでカバーできるのでしょうか。ITベンダーのなかには、SMBを甘くみているところがあるのかもしれません。
『週刊BCN』は、SMBを攻めて失敗し、その失敗を教訓に攻め方を変えたことで、最終的に攻略したITベンダーを取材し、システム・サービス、ビジネスモデルなどを特集にまとめました。SMB攻略の参考にしてください。(佐相彰彦)
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SMBはこう攻める 失敗例から成功への道筋を求めるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.8.5」より