泣いていますか？　涙を流していますか？涙の成分は、そのときの感情によって変わるそうです。うれしいときや悲しいときは薄味、怒ったり悔しかったりしたときの涙は塩辛い。本当かどうか、機会があったら確認したいと思います。

　日本ユニシスのユーザー会「ユニシス研究会」が開催した2013年度の研究活動発表会で、全国で活動している25のグループが成果を発表しました。発表の内容はそれぞれ有意義で、一年間の成果にふさわしいものでしたが、何といっても、発表終了後の表彰式の緊張感がすごかった……。

　用意された賞は、最優秀賞、優秀賞、審査委員特別賞、チャレンジ賞、発表賞。最優秀賞の発表は、一番最後です。もちろん、どの研究グループが受賞するかは発表されるまでわかりません。

　いざ、表彰が始まると、最優秀賞以外の受賞グループは、受賞したにもかかわらず、顔に悔しさをにじませています。ほかのグループは、「まだ呼ばれる時間ではない」と、最優秀賞を虎視眈々と狙っている――。最優秀賞に選ばれた研究グループは拍手と歓声で迎えられ、メンバーは壇上で感極まって目に涙を浮かべていました。これは薄味の涙ですね。

　ユーザー会には、単なるITの勉強会とは違う魅力があります。ユーザー会のないIT企業は、ぜひ発足させてほしい。いい大人が涙しちゃう世界が待っています。（畔上文昭）

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＜燃えよユーザー会　～もっとITを有効活用したいユーザー企業へ～＞低温物流の使命を守る！――ユニシス研究会