先日、話題の「バナナスタンド」を手に入れました。バナナを吊っておくと長もちするというスグレモノです。私は、朝にバナナ1本を食べるのが習慣なのですが、買ってきた房をお皿に載せたり、冷蔵庫に入れておいたりするとすぐに黒ずんで傷んでしまうのが悩みの種でした。
バナナスタンドの長もちの秘密は、バナナがどこかに当たる面をなくすことでした。バナナは当たった箇所から傷むので、その箇所を少なくすればいいという発想です。
さっそく試したところ、スタンドに吊ったバナナは毎朝新鮮!コクのあるもっちりとした食感もパーフェクト!。シンプルながらすばらしい効果で、ちょっと感動しました。
落とし穴に気づいたのは、購入から数日後。吊っておいた房の最後の1本……。「これ、吊れないじゃん」。目からウロコが落ちました。そう、バナナスタンドは「最後の1本」を想定していなかったのです。
ITのソリューションも、実際に使ってみなければ気づくことができない落とし穴がたくさんあるでしょう。ITベンダーは、ユーザー目線で、ソリューションを使っていく過程を想定して、弱点を事前に見つけることが重要です。落とし穴を見抜く提案力が、営業パーソンに強く求められています。(ゼンフ ミシャ)
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連載「営業マネージャーたちの最前線」の記事一覧メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.4.23」より