スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスは、いまやあたりまえのように仕事で使われています。とはいえ、その多くはBYOD(私的デバイスの業務利用)の延長線上であることが多く、情報セキュリティ対策が強く求められています。
スマートデバイス向けのセキュリティ対策として、MDM(モバイル端末管理)があります。しかしながら、せっかく高いお金を出して手に入れた自分個人のスマートフォンの機能を制限するようなMDMを普及させることは難しい。
キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は、個人のスマートフォン機能を制限しないヴイエムウェアの「AirWatch」と、日本マイクロソフトの「Office 365」を組み合わせた独自のMDMサービスをスタート。仕事で使うデータは、「Office 365」など。会社公認のアプリでしか閲覧できなくしたり、万が一の紛失時でも、少なくとも会社関連のデータは遠隔で消すことができたりします。
かつてのパソコン黎明期、セキュリティソフトが入っていないパソコンが企業で使われていた、なんてこともありました。今では考えられないことですが、パソコン用のウイルス駆除ソフト同様、「MDMが入っていないBYODなんてあり得ない!」という時代が来ているのかも知れません。(安藤章司)
【キヤノンS&SのMDMサービスの記事はこちら】
キヤノンS&S、Office 365環境でのセキュリティに特化したスマートデバイス向けMDMサービスをスタートメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.12.11」より