バックアップソフトの専業メーカー、アクロニス・ジャパンが、クラウドビジネスに本腰を入れています。

 戦略の中心を成すのは、クラウド環境へのデータバックアップを可能にするサービス「Acronis Backup as a Service」。同サービスの提供で、国内でのクラウドビジネスの売り上げを前年度の3倍へと押し上げようとしています。

 そんな同社のクラウド事業を担うのは、ジェイソン・フリッシュ氏。同氏はかつて、「使えるねっと」と呼ばれる小さなホスティング会社を日本で立ち上げ、その後、「ホスティングだけでは食っていけない」と、早々に会社をSMB向けクラウドサービス事業者に転換させた経歴をもつ人です。

 筆者がフリッシュ氏と初めて出合ったとき、いきなり流暢な日本語を話し始めた彼に驚かされたことをよく覚えています。

 出合った場所は米国で、オーストラリア出身の彼の風貌は明らかに日本人と異なる。こちらとしては、つたない英語でどう対話を弾ませようかと、内心冷や汗をかいていました。ところが相手は、日本語がペラペラ。そのときの安堵感と驚きは、今でも忘れられません。

 そのフリッシュ氏が、クラウドのエキスパートとして、日本でのバックアップ・サービスの拡大に力を注ぐ。筆者に与えてくれたのと同様の驚きと安堵感を、クラウドに不安を抱き、そのサービスととう対峙すべきかで悩む日本の企業に提供してくれることを期待します。(佐相彰彦)

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アクロニス・ジャパン クラウドのエキスパートが責任者に ビジネス拡大に全力投球
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.3.23」より