「IFTTT」というサービスをご存じでしょうか。日本語版はまだないのですが、さまざまなクラウドアプリを簡単に連携できるサービスで、コンシューマ向けアプリのインテグレーション基盤とでもいえそうです。

 例えば、Facebook上でタグ付けされた写真や、Gメールの添付ファイルを自動でDropboxに保存する。位置情報をもとに、Googleカレンダーに労働時間の記録をつける。天気予報アプリで明日の天気が雨だったら、Gメールにアラートを飛ばす。こんなことが簡単に実現できます。

 アプリ同士の組み合わせは「レシピ」と呼ばれ、IFTTTに対応しているアプリなら、ユーザーが自由に組み合わせてオリジナルのレシピをつくることができます。アプリを連携させるためにコードを書く必要はなく、専門的な知識がなくても、アイデア次第で画期的で便利な機能を生み出すことができる可能性もあるのが魅力の一つといえるでしょう。ほかのユーザーがつくったレシピもたくさん公開されているので、それをテンプレートのように使うことも、もちろん可能です。

 大手通信キャリアとタッグを組んで、こうしたサービスを法人向けITの世界でも提供しようと構想しているのが、「Google Apps」の有力リセラーの1社であるサテライトオフィスです。仮にこうしたサービスがB2B市場にも浸透し、ユーザー自らがさまざまなアプリケーションを手軽かつ自由に連携させて使うことが一般的になるとしたら、SIerなどは業態の根本的な見直しを迫られる可能性もありそうです。(本多和幸)

【記事はこちら】
サテライトオフィス Google AppsとOffice 365を連携 CIのプラットフォームを狙う
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.5.11」より