先日、旅の途上でスーパー銭湯を見つけました。入り口に掲げられた入浴料の案内を見たとき、利用するかどうかちょっとだけ迷いましたが、入ってみると広々としたお風呂で結果的にはよかったです。なぜ入る前に迷ったのかというと、「貸しタオルセットで1100円」というメニューしか用意されていなかったからです。そのときはタオルは持参していたので、「不要なタオル代まで払うのはもったいない」と少し後ろ向きな気持ちになったのです。これさえなければとてもいい施設でした。
さて、最近の携帯電話料金は「話し放題+データ通信料で月々8000円」といった体系が主流ですが、「LINE等のメッセンジャーアプリで事足りるから、通話代まで払うのはもったいない」と考えるユーザーも少なくないようで、一般に“格安SIM”と呼ばれるMVNOのサービスが成長を続けています。話し放題はいらないから、その分安くしてほしいという需要はもっともです。
格安SIMブーム以前からMVNOサービスが提供されていた法人市場でも、最近は「通信速度は遅くてもいいから、IoTデバイス向けにとにかく安い回線がほしい」といったニーズに応える料金プランが登場するなど、メニューが多様化しています。『週刊BCN』では、法人向けでも再び盛り上がるMVNOサービスと、MVNO市場の拡大を商機とする周辺ビジネスを特集しました。詳細は先日発行の本紙8月31日号をチェックしていただければと思います。防水のタブレット端末などをお持ちの方は、お風呂でも下のURLからサマリーを読むことが可能です。(日高彰)
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<特集>SI業界でも商機広がる MVNOビジネス メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.9.9」より