中国南西部の貴州省に来ています。中国のなかでも日本人にはあまりなじみのない地域ですが、実は同省は、2015年に中国初のビッグデータ総合実験区に指定されるなど、近年ビッグデータ産業の育成に力を注いでいます。
今回の出張では、中心地域となる省都の貴陽市と、14年に新設された貴安新区の取材を進めています。詳しくは後日記事で紹介することとしますが、まだ同省のビッグデータ産業は育成の初期段階にあり、今後の発展は未知数という印象です。とくに貴安新区は、何もないさら地の状態から出発しているだけあって、まだインフラが十分に整備されていないように感じます。
驚いたのは、現地の担当者によると日系企業で貴安新区を視察したのは、BCNが初めてだということ。国内外の認知度は決して高くないということです。そんなわけで、貴州省は、北京や上海などの主要地域で、IT企業に対してビッグデータ産業の取り組みを広く紹介しています。(上海支局 真鍋武)
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中国貴州省 ビッグデータ産業を最重大戦略に 外部からの投資呼び込む メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.1.22」より