もはやバズワードになってしまった「FinTech」ですが、個人的には、このキーワードにどう向き合っているかが、ITベンダーの成長性を占う一つの指標になり得る気がしています。

 金融機関のIT支出の7割以上を勘定系システムが占めるとはいうものの、勘定系システムすら、従来型のシステム開発の範疇で仕事ができる時代がいつまで続くかわかりません。FinTech領域で生まれた新技術の代表格である「ブロックチェーン」は、勘定系システムや一般企業の業務システムへの適用を模索する動きも出てきています。ブームを斜に構えてみて距離を置くだけでは、現実から目をそらすのと同じことです。経営リスクを増大させるだけでしょう。

 「FinTechで何か提案して」と、クライアントから無茶ぶりのようなリクエストを受けて、途方に暮れているSIerも現実には多いはず。まずはビジネスとテクノロジーのトレンドをしっかりキャッチアップしなければなりません。(本多和幸)

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2兆円超の金融IT市場に FinTechの影響力がジワリ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.2.2」より