今日のひとことWeb版

日本人よりも細かい?

2016/04/06 15:26

 先日、バックアップソリューションベンダーのArcserve Japanが開催したパートナー向けイベントで、江黒研太郎社長がこぼれ話として紹介してくれたエピソードです。同社が今年発売したバックアップアプライアンス「Arcserve UDP 7300」は、日本の開発チームによってつくり上げられましたが、製品のテストは中国の拠点でも相当の時間をかけて行われたということでした。

 おもしろいのは、そこで中国のチームが日本に指摘した内容の一つ。「製品の起動画面に表示されるロゴマークがマザーボードメーカーのものだが、これは変更できないのか?」

 起動画面が表示されるのは電源を入れた直後のわずかな時間だけですし、そもそもサーバールームで使われるIT機器にはディスプレイが接続されないことも多いので、一瞬のロゴマークにまではこだわらない製品も少なくありません。しかし、テスト部隊はそこにもArcserveのロゴを入れるべきというレポートを上げ、出荷された製品では同社のロゴが表示されるよう改良が加えられたということです。

 実際の性能や利便性に関係しない部分にまでこだわるのは、日本社会独特の傾向かと思っていましたが、そうとも限らないのかもしれません。ちなみに、製品版の起動画面を見た江黒社長は「感動しました!」と感想を話していました。(日高 彰)

【記事はこちら】
Arcserve Japan アプライアンス製品を日本市場に初投入
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.4.6」より
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