中国でビッグデータ、クラウド、IoTなどを重大プロジェクトに盛り込んだ2020年までの「第13次5か年計画」が採択されたことを受けて、日系IT企業の中国ビジネスが2020年にどうなっているかを予測してみました。しかし、巨大なローカル市場にくい込めていないなど、多くの日系IT企業が中国ビジネスに苦戦している現状を考慮して予測してみると、必ずしも明るい2020年が待っているわけではないという結論にたどり着きました。
それでも、日本と比べて中国の市場は動きが早いため、今後5年の間には想定していない出来事が多々起こるはず。私が予測した2020年の通りになるわけではありません。東忠集団の丁偉儒董事長&CEOは、過去のBCNの取材で以下のように語っています。
「日本を例えれば『こたつ』です。安定してバランスをとっていて、無理に動かすと壊れます。ですから、日本の意思決定のポイントはリスクヘッジとなります。一方、中国は毎日の変化が激しいので、『自転車』といえます。スピードを出せば安定しますが、そうでなければ倒れます。つまり、中国ビジネスのヒントは、チャンスをつかむことです」。
今後5年の間で、日系IT企業にもいくつかの大きなチャンスが訪れることでしょう。そのチャンス俊敏に捉えて、明るい2020年を迎えたいところです。(上海支局 真鍋 武)
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中国ビジネス未来予想図 2020年に日系IT企業はこうなるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.4.22」より