「名前はまだない――」。IBMの「Watson(ワトソン)」、富士通の「Zinrai(ジンライ)」と、コンピュータメーカー各社は、AI(人工知能)商材の開発にしのぎを削っていますが、その競争の一角を占めるメーカーのなかで、NECだけが、自社AI商材全体を指す固有の名前がないそうです。

 もちろんNECのAI技術が遅れをとっているわけではなく、むしろ世界の最先端を行くにもかかわらず、便宜上「NECのAI関連技術」と呼ばれているのみ。個々の技術の名前らしきものはあったりするのですが、サービス全体を表すマスター・ブランドやアンブレラ・ブランドといったものは、今のところ存在しないそうです。

 ちなみに、日立製作所も「Watson」のような確固たるAI商材ブランドがあるのか明かではないものの、社内では「H(エイチ)」と呼ばれているとか。IBMが突出してブランド・メッセージの発出がうまいのか、日系メーカーが無頓着なのか、見方が分かれるところです。(安藤章司)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.7.7」より