クライアントPCのデスクトップ環境をサーバー上の仮想マシンに置き換え、各端末には画面のみを転送するVDI(仮想デスクトップインフラ)は、手元にデータを残さないことによるセキュリティの向上や、どこからでも同じ作業環境が利用できる特徴を生かしたワークスタイルの変革などで注目を集めています。日商エレクトロニクスは先日、VDIの導入・運用支援を、製品販売とは独立した単体のサービスとして提供を開始しました。

 クライアント環境をサーバー上に集約するデスクトップ仮想化は、1990年代から提案されている技術で、決して新しいものではありません。確かに最近はセキュリティの関係でVDIが盛り上がっていますが、2016年の今になってVDI支援というサービスが、新しい商品として成立するのは意外でした。

 聞いてみると、VDIを導入したのはいいが性能や管理の面で問題が生じ、導入を担当したSIerにもそのトラブルが解決できないというケースが多く、長年のノウハウをもつ日商エレに「なんとかならないか」と話が持ち込まれていたのだとか。注目の技術だからと売り込んだのはいいが、導入・運用の難易度は想像以上だった、ということでしょうか。本紙読者の皆様におかれては、くれぐれも「売りっぱなし」にならないようお気をつけいただければと思います。(日高彰)

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日商エレクトロニクス VDIの導入・運用支援を単体サービスとして提供
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.7.27」より