2015年、PC市場で話題となったのが「スティック型」などと呼ばれる超小型PC。USBメモリを倍くらいに大きくしたような形状で、テレビやプロジェクターのHDMI入力端子に直接接続することで、大画面でウェブの閲覧や動画の再生などを楽しめます。

 先日、NECからもスティック型のデバイスが発表されました。一瞬「ついにNECもスティックPCに参入か?」と思いましたが、よく見るとプレゼン用の画面共有や、デジタルサイネージのための製品でした。組み込み用プロセッサやメモリ、無線LANモジュールなどを搭載しており、中身はスティックPCに似た構成になっていると思いますが、何でもできるPCを作るよりも、用途に特化することで新たな市場を開拓する戦略です。

 コンシューマ市場ではスティックPCのブーム期は過ぎたようですが、どんなことができるかが明確になってきたことで、法人市場ではむしろこれからスティック型デバイスが注目を集めるのかもしれません。(日高彰)

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NECディスプレイ 小型スティックタイプのプレゼン/サイネージアダプタ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.9.28」より