今日のひとことWeb版

引っ越し先の立地が悪くとも通勤時間は変わらず

2017/01/06 10:00



 先日、このコーナーでお伝えしましたが、年末年始にかけて無事、上海市内での引っ越しを終えることができました。新しい住まいは立地の優先度を下げて、駅徒歩20分弱のマンションに決定。家賃を抑えつつ、快適さを向上することに成功しました。

 前のマンションが駅から3分程度だったので、会社までの通勤時間は、徒歩の場合、ドア・ツー・ドアで15分ほど増えることになります。しかし、予定していた自転車シェアサービスを使ってみると、これまでと変わらず30分程度での通勤が可能でした。これなら、今まで通りの起床時間を維持することができます。

 ところで、この自転車シェアリングサービス、競争が激化しているようです。昨年夏頃まで、街中で主に見かけるのはオレンジ色が目印の摩拜単車(Mobike)でしたが、その後は、黄色の共享単車(Ofo)が急増。青色の小鳴単車(Xiaoming Bike)も増加していて、さらに、ここ数週間で緑色の電動自転車シェアサービス「享騎出行」を目にする機会が増えてきました。中国の市場変化のスピードは凄まじいと実感させられます。

 日系IT企業で新任の総経理をインタビューする際、中国のIT市場について意見をうかがうと、多くの方は「変化のスピードが想定以上に早い」と答えます。この市場で商機を掴むには、迅速に戦略立案や決裁が行える仕組みを、いかに構築するかがカギを握っています。(上海支局 真鍋武)
  • 1