第一印象は朗らかで気さくな人、でした。インタビュー中も終始にこやかで、久しぶりにとても楽しい取材だったことを覚えています。そんなブラザー販売の三島勉社長の自己評価が「慎重で、時にネガティブ」というのがとても信じられませんでした。

 KEY PERSON取材の最後には愛用のビジネスツールを見せていただくのですが、三島社長の愛用品は3年日記帳。しかも、決して広くはないスペースに、細かい文字で、几帳面にびっしり書かれているのを見て、すとんと腑に落ちました。

 ネガティブというより、慎重で、几帳面で、そして繊細な印象を受けました。会社のこと、事業のこと、自分自身のことをとても冷静に観察しています。これまでのビジネスが通用しなくなったプリンタ市場においては、堅実に道を探って行くことが重要なのかもしれません。(山下彰子)