中国のクラウドベンダーが、海外事業を強化しています。テンセント傘下の騰訊雲(テンセントクラウド)は今年5月、新たに米シリコンバレーにデータセンター(DC)を開設。年内には海外5か所のDCを設ける計画を明らかにしています。アリババグループの阿里雲(アリババクラウド)も6月、新たにインド、インドネシアにDCを開設すると発表しました。共産党機関紙の人民日報は、6月26日付の論説で、「クラウドコンピューティングの海外進出は、中国企業の走出去(海外投資戦略)の新たな潮流だ」と報じています。

 2年ほど前、BCN本紙では「中国企業の海外進出の増加に伴って、さらに中国のクラウドベンダーの動きは加速する可能性が高い」と予測しましたが、このことは現実となりました。日本のクラウドベンダーにとっては、海外での競争がより激しさを増すことになります。(上海支局 真鍋武)