今年一番、話題となったハードウェアといえばハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)でしょう。このHCIが、今後、どれだけ市場シェアを取るのか楽しみです。
先日、思わず目からうろこが落ちるような言葉を聞きました。それが「インフラをHCIに置き換えることで、どのような優位性があるのか」です。ぱっと思いつくのが構築時間を短縮でき、管理が簡単などコストを削減できる利点ばかり。これでは、とにかく時間短縮、効率化だけを追い求めていた一昔前の働き方改革と同じではないでしょうか。
今や優れたハードウェアの上にソフトウェアを載せることで、新たな価値を生み出す時代です。HCIも同様です。2017年はHCIのハードウェアばかりに注目しがちでしたが、18年はその上にどのようなソフトウェアを載せ、新しい価値を生み出すのかに注目したいです。HCIだからこそ生み出せることとは何か。(山下彰子)