中国の全国人民代表大会(全人代)を取材するため、北京市に出張してきました。地下鉄の駅などで警備が強化されていたほか、移動のために乗った配車サービスの運転手から全人代の話をされて、街が全人代一色になっていることを実感しました。

 初日の政府活動報告では、毎年、国内総生産(GDP)成長率の目標値が注目されます。李克強首相が披露した2019年の目標値は「6.0~6.5%」。18年の「6.5%前後」からはやや下がったものの、依然として高い成長率であることに変わりはありません。成長の実現に向けて展開する各施策の中で、李首相はITについても言及し、新興産業クラスターを育成するために「ビッグデータや人工知能などの研究開発と応用を強化する」との考えを示しました。

 中国にとって、ITは成長のために欠かせない要素になっています。今後、産業界だけでなく、一般レベルでも、今までの仕組みをがらりと変えるような製品やサービスが新たに登場するかもしれません。(上海支局 齋藤秀平)