今日のひとことWeb版

制裁の影響は?

2019/10/23 10:00





 米国から制裁を受ける華為技術(ファーウェイ)が10月16日、2019年第3四半期の業績を発表しました。売上高は前年同期比24.4%増となり、制裁の影響がないことを印象づけました。

 業績をけん引したのは、スマートフォン事業と、米国が安全保障上の懸念を示す第5世代移動通信システム(5G)事業。特に5G事業では、契約数と基地局出荷数を順調に伸ばしていることが示されました。

 ファーウェイの首脳はこれまで、5G事業に「米国からの制裁の影響はない」と繰り返してきました。一時は5G市場からファーウェイを締め出す動きが世界で広がっていましたが、各国の対応には乱れが生じており、ファーウェイにとって有利な状況が広がるかもしれません。(上海支局 齋藤秀平)
  • 1

関連記事

米制裁のファーウェイ、2019年第3四半期の売上高は24.4%増、5Gとスマホがけん引

ファーウェイ任CEO、「米国の影響は2、3年」、GMS不採用で100億ドル前後の売上減

英アーム、今後もファーウェイにライセンスを提供、中国メディアが報道

ファーウェイが狙うエコシステムの強化、パートナーとは協力と競争を共存