今年7月、違法アップロードサイト「漫画村」の運営者だった人物が逮捕されました。コンテンツ海外流通促進機構の試算によると、同サイトによる被害額は3200億円にも上るそうです。本来なら著者や出版社へ還元されるはずだったこれだけの金額が、創作活動に寄与していない他人に渡っていたことに、本当に憤りを覚えます。

 また、過去にはビジネスソフトやゲームの違法コピーによる不正利用が横行していたこともありました。こうしたコンテンツの違法コピーによって、企業やクリエイターが持つ著作権がないがしろにされるケースは今でも後を絶ちません。

 そんな中で、著作権侵害を防ぐためには「ただ『やってはいけない』と啓発するだけでは効果が薄い。技術的にできない仕組みを整え、不正利用を促す事業者には法をもって規制していく必要がある」とコンピュータソフトウェア著作権協会の久保田裕専務理事は強調。教育、技術、法整備の三要素をバランスよく広めていくことが大切なのだと話します。(銭君毅)