お金を全て現金として自宅などで管理しているケースは少ないのではないでしょうか。多くは毎日働いて稼いだ給与を銀行に預けています。そのため、銀行は、まさにライフラインといえる存在で、だからこそ重い責任がのしかかるといえます。

 これまで、ほとんどの銀行が預金の出し入れをつかさどる勘定系システムをオンプレミスのメインフレームで構築していましたが、最近ではパブリッククラウドへの移行を検討する動きが出てきています。保守運用のコストなどを考えると必要な策とは思うのですが、パブリッククラウドで障害が発生した場合、業務が停止する恐れがあります。

 先日、北國銀行がマイクロソフトのAzureに勘定系システムを移行するプロジェクトを開始しました。既存システムの移行という点で国内初の事例で、その成否は今後の金融業界でのクラウドシフトの流れを変える可能性があります。どのようなプロジェクトなのかを取材しました。(銭君毅)