現在でも、本屋さんのビジネス書コーナーに立ち寄ると「○○力」なるワードがタイトルについた本を見かけることがあります。造語が多いので、中には具体的にイメージしづらい“力”も多くモヤモヤしております。

 正直に言うと、プレゼンなどでよく使われる“現場力”という言葉も、そんなイメージがしづらいモヤモヤするキーワードの一つでした。日本企業の長所だという文脈で語られる割に詳しく説明されないことが多いので、いわゆる社交辞令だと捉えていました。

 ただ先日、NECパーソナルコンピュータが持つ米沢事業所(米沢工場)に見学に行った際、その考えが覆されました。組織体制や制度面で透明性を担保し、高度なシステム化で現場の効率化を支援する様はまさに現場力そのもの。現場力とは、現場が作るのではなく組織が引き出すものだと実感しました。(銭君毅)