スマートフォンのカメラをバーコードにかざすと、バーコードに埋め込まれた情報を瞬時に読み取ってくれます。この機能を応用して、小売業や倉庫業などでよく使われているハンディーターミナルをスマートフォンで置き換えようとしているのが、スイスに本社を置くソフト開発ベンダーのスキャンディット。
バーコードを素早く正確に読み取る独自のアルゴリズムの開発に加え、文字認識や拡張現実(AR)の機能を実装。2021年中をめどに、商品棚にカメラを向けるだけで、どの商品が欠品しているのかを判別する機能も追加するそうです。
顧客専用の業務アプリケーションや既存システムのつなぎ込みも、汎用性が高いスマートフォンであれば容易に開発できます。処理性能や通信機能が充実しているスマートフォンを応用することで、「ハンディーターミナル市場の一角を切り崩せる」と、スキャンディットではみています。(安藤章司)
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スキャンディット ハンディ端末の置き換え狙う スマホでコードを読み取る需要を開拓