今日のひとことWeb版

第三の選択肢を目指す

2021/09/28 10:00





 コロナ禍を契機に、企業のクラウド活用が進んでいます。総務省の「令和3年版情報通信白書」によると、昨年、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は68.7%となり、前年の64.7%から4ポイント上昇しました。

 こうした流れは、関連のサービスを提供するITベンダーにとっては商機になっています。各ベンダーを取材すると、クラウドビジネスの売り上げが伸びていると口をそろえており、今後もクラウドに注力する姿勢を示しています。

 ただ、企業のシステムを見ると、依然としてオンプレミスの利用が多い状況があります。インターネットイニシアティブ(IIJ)が実施した調査によると、サーバーの50%以上をクラウド化している企業の割合は20%以下にとどまっているそうです。

 同社は、次世代IaaS「IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2(GIO P2 Gen.2)」の提供を10月1日に開始します。仮想基盤にVMwareを採用している点などが特徴で、オンプレミスのクラウド化に向けた第三の選択肢を目指す方針です。(齋藤秀平)

【記事はこちら】
IIJ、仮想基盤にVMware採用の次世代IaaS「GIO P2 Gen.2」を発表 オンプレミスのクラウド化に向けた第三の選択肢に
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