▼最近は、多くの飲食店で二次元コードを活用した注文システムが採用されるようになった。混雑している場合でも、店員を大きな声で呼ぶ必要がないといったことから、飲みに行く機会が多い私は気に入っている。

▼先日、同僚と訪れた居酒屋も二次元コードによる注文システムだった。しかし、注文しようとしたものの、ページが読み込まれない。スマートフォンを見てみると、電波がとても悪い。キャリアの違う同僚のスマホも同じ状態だ。

▼困ったため、店員に相談すると、注文用にWiFiを完備していると教えてくれた。そして、パスワードは口頭で伝えられた。なぜテーブルに案内を置いていないのか、疑問を抱いたのと同時に、多くの来店者が私たちと同じ状況だった場合、機会損失につながっているのではないかと心配してしまった。

▼IT市場では、常に新しいサービスが生まれているが、その多くがインターネットにつながることを前提としている。ネットワーク環境が悪ければ、せっかく導入したサービスの恩恵を最大限に受けることはできない。ネットワークの重要性を改めて認識しながら、ビールを飲んだ。（帆）