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販売はインドネシアから

2025/05/15 10:00





 大容量インクタンクを採用したセイコーエプソンのエコタンク搭載インクジェットプリンターの最初の販売先はインドネシアだったそうです。家庭用プリンターで大量に印刷する需要があり、かつ品質保障ができない非純正インクが多く使われている実態があったからとのこと。

 4月にセイコーエプソン社長に就任した吉田潤吉社長は、当時の赴任先であったシンガポールでの勤務中にインドネシアの実態を知り、帰国後すぐにエコタンク開発プロジェクトに参加したそうです。

 エコタンク搭載プリンターの販売は、2010年にインドネシアなどASEAN諸国、その後、南米、中国、欧州、米国と続き、国内投入は16年になってから。オフィス用複合機が成熟国ほど普及していない成長国を優先した戦略が功を奏して、累計販売台数は1億台を突破しています。(安藤章司)

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海外経験を生かしビジネスモデルを柔軟に変える セイコーエプソン代表取締役社長 吉田潤吉
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